スウェーデンエネルギー庁は、ネガティブエミッションを対象とするスウェーデンの第2回逆オークションで、575万トンの生物起源CO2を回収し恒久的に貯留するため、93億SEK(8億4,000万ユーロ)を交付しました。Carbon Pulseが伝えています。発表は金曜日に行われました。炭素除去を追う開発者、投資家、買い手にとって、これは同庁自身が初期段階と位置づける市場における、bio-CCS(炭素回収・貯留付きバイオエネルギー)への大規模な公的コミットメントです。

同庁が交付した内容

Renova、SYSAV、Öresundskraftの3社が資金を受けました。スウェーデンエネルギー庁によると、3社は合わせて、生物起源の二酸化炭素の回収と恒久的な貯留のために93億SEKを交付されました。交付に紐づく量は575万トンです。

同庁は、各プロジェクトが公募のすべての要件を満たしたとしています。また、CO2の回収、輸送、地中貯留について実現可能な計画を有すると評価されたとも述べています。プロジェクトが適格となるには、この連鎖の3つの段階すべてに信頼性が必要でした。

逆オークションの仕組み

支援は逆オークションで配分されました。応募者は、二酸化炭素1トン当たりの支援水準を最も低くしてネガティブエミッションを提供することを競います。支払われる価格が最も高いものではなく、1トン当たりの入札額が最も低いものが勝ちます。

同庁は、この方式により公的資金が最大の気候上の便益をもたらすプロジェクトに向かうと主張しています。同庁のユニット長Carl Mikael Strauss氏は、第2回オークションへの関心は、市場がまだ発展の初期段階にあるにもかかわらず、企業がスウェーデンでbio-CCSを開発する意欲を持っていることを示していると述べました。

限られた参加者:応募は3社

第2回公募は2026年8月13日に締め切られました。応募したのは3社のみで、3社すべてが支援を受けました。入札が却下されたかどうかは元の資料には記載されていないため、今回の交付は、多数の競合からの選抜ではなく、少数の応募者が全員採択されたものとして読むべきです。

これは競争の要素をどう読むかに関わります。逆オークションは、入札が利用可能な資金を上回るときに最も強い価格規律を生みます。応募者が3社である場合、手続きは提案が実現可能であることを確認しましたが、どの程度の価格競争があったかを示す情報は資料にありません。

bio-CCSの政策的な論理

同庁は2021年から、bio-CCSによるネガティブエミッションのための支援制度を設計し実施する任務を担っています。今回はその制度の下での第2回オークションです。スウェーデンが掲げる目標は、2045年までにネットゼロ排出を達成し、その後はネガティブエミッションとすることです。

同庁はこの取り組みを2つの側面で説明しています。スウェーデンには大幅な排出削減と追加的な対策の両方が必要であり、bio-CCSは補完的な対策と位置づけられています。毎年大量の生物起源CO2を貯留できる可能性があり、スウェーデン産業の競争力を強化できるとしています。

同庁のCaroline Asserup長官は、今回の交付を「スウェーデンが気候目標の達成に向けて進む道における前進」と呼びました。さらに、この支援は能力を構築し、新しい産業分野に事業機会を生み出すと付け加えました。

生物起源CO2が除去市場にとって重要な理由

生物起源CO2は生物由来の供給源から生じるため、これを回収して恒久的に貯留すれば、大気からの正味の除去につながり得ます。スウェーデンの制度が、回避された排出だけでなくネガティブエミッションと表現しているのはそのためです。永続性は中心的な要件であり、同庁の評価は地中貯留を明示的に対象としていました。

炭素除去の買い手にとって、今回の交付は、公的資金による供給がどこで構築されているかを示すシグナルです。この規模の公的支援は、大規模な回収プロジェクトを投資判断の段階に進めることができます。貯留されたトンがどのように計上されるのか、またクレジットとして販売されるものがあるのかは元の資料に記載されておらず、ここでは結論を引き出せません。

買い手、開発者、投資家への示唆

開発者にとって、この結果は、国が運営する逆オークションが、回収、輸送、貯留の連鎖全体を支えられることを示しています。同庁の評価基準である各段階の実現可能な計画は、公的資金の提供者が何を重視するかを知る有用な参考になります。

投資家にとって、この数値は規模の目安となります。1回のオークションで575万トン、93億SEKです。同庁自身が市場を初期段階と呼んでおり、プロジェクトが建設されCO2を貯留するまでは、実行リスクが残ることを示唆しています。

買い手にとっての未解決の問いは、この供給が自主的需要およびコンプライアンス需要とどう関係するかです。資料は適格性、クレジット化、貯留の時期には触れておらず、これらの詳細が、この量が炭素市場で見えるようになるかどうかを左右します。

注視すべき点

3つの点が注目に値します。第1に、支援に付随する条件とスケジュールですが、入手できる資料には詳細がありません。第2に、プロジェクトが建設に至り、CO2の貯留を開始するかどうかです。第3に、スウェーデンが今後もオークションを実施し、3社を超える応募者を集められるかどうかで、これは逆オークションが生み出すはずの価格競争の試金石となります。

これらの点が明らかになるまでは、今回の交付は、実現した除去ではなく資金配分の決定として読むのが適切です。その意義は、コミットメントの規模と、政策設計、すなわち生物起源CO2の恒久貯留に対する競争的なオークションが第2回を迎えていることにあります。